きょうだいの年齢差!気になるメリット・デメリット

育児

2人目、3人目と考える時に気になることの一つに「年齢差」があると思います。

兄弟は作ってあげたいけど、今は子育てで精いっぱいだから、少し年齢差があった方が上の子が手が離れていて楽なのかな?それとも年齢が近い方が子育てが一度に終わるから良いのかな?と考えるとキリがありません。望んだ時期に子どもが授かれるとは限りませんが、きょうだいの年齢差から考えるメリット・デメリットをまとめてみました。

年の差が1~2歳差

年齢差が近いきょうだいの一番のメリットは「育児にかかる時間が短い」という事です。年子(1歳差)であればなおさら、ほとんど同じ成長時期を過ごしますので幼少期の手のかかる時期も短くて済みます。活発に動き回る時期が重なるので大変でないのかと思うかもしれませんが、保育園や学校生活が始まっても1年しか差がありませんので、学校の行事なども一度に済みますし、入学・卒業の時期が重なる事もなく、受験の時期も重なりません。

デメリットは上の子が一人歩きを始めるようになり、活発に動き回る時期に妊娠、出産が重なります。まだまだ親に甘えたい時期ですので「ママが良い!ママじゃないと嫌だ!」というママ大好きっ子な時期に妊娠していると、つわりやお腹が大きい事で抱っこしてあげられなかったり、身体が辛い時に休めなかったりするかもしれません。

年の差が3歳差

3歳差きょうだいは入園、入学の時期がかぶるため、幼稚園や保育園で使ったカバンや制服などがお下がりとして使えます。私立幼稚園は制服代が高いところも多いですが、上の子のお下がりが使えますので経済的なメリットになります

また、上の子が保育園や幼稚園に行き出した頃に出産や新生児期の育児が出来ますので、園へ送り出した後は下の子のお世話だけになるので日中の育児が少し楽になります。この頃には上の子も、ママの中に赤ちゃんがいる事や自分がお兄ちゃん、お姉ちゃんになるという事を理解できるようになります。

デメリットは、受験が重なる点です。高校受験と大学受験や就職活動の時期が重なるため、出費が一気にやってきます。この時期を乗り越えるためにも、子どもが小さい頃から計画的な貯蓄を進めておく必要があります。

年の差が4~5歳以上

少し年齢差が出来ると、だんだんと子どもが身の回りのことを自分自身で出来るようになってきます。上の子のお世話が少し楽になる分、下の子のお世話に手をかけることができます。親も久しぶりの赤ちゃんのお世話を楽しむ余裕があるかもしれません。5歳差までは小学校に一緒に通うことができるのもメリットです。また、入園や入学の時期が重なることがありませんので、まとまった出費が少なく子育て費用を計画的に貯蓄しやすいです。

デメリットは年の差が少しある分、子どもの興味のある事や遊びなどに少し違いが出てきます。上の子は自分の好きな遊びやお友達が出来てくる時期ですので、きょうだいでずっと一緒に遊ぶというのは難しいかもしれません。また、園の行事やお友達との約束など、下の子が新生児期から上の子の用事に付き合う事が増えてきます。

年の差が6歳以上

6歳以上年の差があると、子どもそれぞれにしっかり向き合う時間がとれるようになります。

年の近いきょうだいでは、同時に子どもたちの事を見る場面が多く、余裕をもって育児に向き合うことがなかなかできない場面も多いです。しかし、6歳差以上の場合は、上の子の育児をある程度経験した上で、下の子を迎えることができます。赤ちゃんが寝ている間に、上の子の話をゆっくりと聞いてあげることができるでしょう。幼児期が終わり、赤ちゃん返りを心配することもなく、時には上の子が下の子のお世話を手伝ってくれることもあり、年齢差ならではのきょうだい間のコミュニケーションがうまれます。

デメリットは子育ての期間が長くなることです。6歳差なら小学生の時期が合わせて12年ありますので、小学校6年間が終わってもまた小学1年生からスタートです。体力的にも衰えてきますので、上の子の時には一緒に走り回れたのが、だんだんと追いつけなくなってきます。6歳以上から保育園や小学校に一緒に通うこともできないため、送迎や学校行事などがひとまとめで終わらない事が多くなります。起床や就寝時間、休日の過ごし方など生活リズムの違いがさまざまな場面で出てきます。

まとめ

今回は「きょうだいの年齢差」についてまとめてみました。ワーママなのか専業主婦なのか、近くに祖父母など両親以外の協力者がいるのかいないのか、さまざまな家庭環境の中で理想とするきょうだいの年齢差には違いがあるかもしれません。

夫婦で話し合う事はもちろんですが、上のお子さんにもぜひ聞いてみてください。理解できる年齢でなくても聞いてみると意外と大人がハッとする事を話してくれるかもしれませんよ。

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