子どもへの言葉かけを変えてみよう!上手な言葉かけで親も子も笑顔に

育児

子どもに向ける言葉は、子どもを勇気づけ心を成長させる事もあれば、なにげない言葉かけでも自信を無くしたりやる気を失わせてしまうこともあります。子どもの自己肯定感を高める言葉かけの例や、気をつけたい表現をご紹介します。

親子と言えど人間関係。あまり上下関係になりすぎないように

「早く○○しなさい!」「どうして出来ないの!」親が子どもへついかけてしまう言葉かけですが、これが職場の上司からの言葉だったらどうでしょう。とても厳しい上司ですね。

日々の生活の中で忙しさや時間に追われている時にはどうしてもイライラしがちになります。

そんな時にはどんなにかわいいわが子でも感情的になってしまい上から目線の口調になりがちです。

早く早くとせかすように声をかけてしまったり、否定的な言葉かけをしてしまいがちですが、親子と言えど言葉かけ次第で、時には傷つけてしまったり信頼関係が崩れてしまったりします。あまり上下関係になりすぎないように意識してみましょう。上下のイメージではなく前後のイメージで接すると良いかもしれません。それだけで自然と言葉かけが変わってくるかもしれません。

怒りたくなる気持ちもとっても良くわかりますが、怒っても子どもには伝わらないことの方が

多いと思います。冷静に、落ち着いて、とわかってはいるけど難しいですよね

勝ち負けよりも努力した過程をほめよう

勝ち負けや成績などの結果見て「勝てて良かったね」「良い成績だったね」と結果だけを見て評価すると、子どもは結果が全てと受け取ってしまい結果だけにこだわるようになります。

結果よりも、努力し頑張っている過程や姿に注目してほめましょう。「努力して頑張ったんだね」とほめてあげると努力した自分を認めてもらえたと肯定感が生まれます。

例え勝負に負けてしまったり、思った成績が出せなかった時でも「うまくいかなかったけれど、一生懸命やったあなたは素晴らしかったと思うよ。また次も頑張ろう。」と背中を押して上げれるような言葉かけをしましょう。

他の子と比べないで!過去の自分より成長しているよ

兄弟やお友達など「○○ちゃんはちゃんとやっていたよ」と他の子と比べて評価をした言葉かけをしてしまいがちです。他の子に負けない気持ちで頑張れる子には効果的かもしれませんが、他の子の方が良かった、あの子の方が頑張っていたよと他の子と比べられて自分の評価を下げて言われると良い気分はしません。比べるなら過去の自分と比べてあげましょう。「この前よりずいぶん上手になったね」「今までみたいに頑張っていこう」

過去の自分と比べてあげることで子ども自身でも今までの頑張りを振り返ることができます。また、「自分のこんな姿も見ていてくれていたんだ」と親が自分のことを見ていてくれたという安心感にもつながります。

~するべきと決めつけずに考えさせてみよう

「こうしたら良い、こうするべきだ」「それは良くない、こうした方が良いに決まっている」と親の価値観を押し付けていることはありませんか。

物事の善悪を教えるのはもちろん大事なことですが、子どもv自身で考えたことや行動してみたことを頭から否定するのはあまり良くありません。「私はこう思うけれどあなたはどう思う?」「よく考えて行動したんだね」

自分の考えとは違う場合でも子どもを否定せずに認めてあげましょう。親の経験としてそれが失敗することや間違っていることがわかっていても先回りせずに見守ってあげましょう。経験させることで子ども自身が学び、自分自身で考える力がついてきます。

感謝や共感の気持ちを大切に

お手伝いをしてくれた時や、優しいことをしてくれた時には必ず思いっきりほめましょう。子どもに限らず「ありがとう」を言われて嫌な気持ちになる人はまずいません。目線を合わせてたくさん感謝の気持ちを伝えてください。低年齢の子はたくさん抱きしめてあげてもいいですし、理解ある年齢でしたら具体的に何に感謝しているのか、とても嬉しかったよと自分の気持ちも伝えてあげるとより子どもは嬉しく、自分の行動が誇らしく感じることでしょう。「頼りにしているよ」「これからもよろしくね」と次につながる言葉かけも素敵です。

まとめ

ついかけてしまいがちな上から目線の言葉や否定的な言葉かけですが、親が言葉かけをする視点を少し変えて、意識してみるだけで肯定的な言葉かけが生まれてきます。

親も1人の人間です。すぐには変えられなくても日々の言葉かけの中で生まれる親子関係が円滑で信頼できるものとなるよう少しずつ変えていけるようにしましょう

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