長男が完全不登校になった時、急に落ち込んでしまい学校に行けなくなったと思っていましたが、不登校となった長男の様子を振り返ってみると不登校になる前から少しずつ「サイン」を出していた事がわかりました。
長男の場合どんなサインを出していたか、不登校となる前段階の頃の様子をまとめました。
朝起きれなくなる
不登校の前段階、登校しぶりが始まった最初のサインは朝起きれなくなる、起きてからもすぐには支度が進まず、登校時間ギリギリや遅刻する事が増えていきました。
当時は授業にテスト、部活や習い事で帰宅時間が遅い日も増えて来ていたので疲れていたのだろうと思っていました。今振り返ると朝起きられず、なかなか支度が出来なかったのは学校へ行きたくなかった最初の表れだと思います。
なんで朝起きられないの?遅刻するでしょう?と毎朝怒っていました。怠けているように思ってしまい、とにかく頑張るように促していました。今思うともっと話を聞いてあげてあまりに辛ければ休息を取らせるべきだったと振り返りできます
頭痛・腹痛などの体調不良を訴える
そのうちに朝起きると「お腹が痛い」と体調不良を訴えるようになりました。最初の頃は1日学校を欠席して休息を取ると夕方には元気になっており、翌日いつも通りに登校できておりました。訴えの頻度も月1、2回だったので心配はしつつも最初の頃は様子を見ておりました。
2ヶ月くらい経つと、体調不良での欠席の頻度が週1回、2回と増えていきました。
すでに登校しぶりの始まりです。まさかこのまま不登校になるとは思ってもいませんでした。
急に泣き出す・怒り出す
家にいても感情の起伏が激しくなり、些細な事で泣いたり怒りだす事が増えていきました。下の子達とのケンカが増えたり、親子でも言い合うようになりました。
この時期は親も子も1番辛かったように思います。何を言っても「頑張らなくてどうするの」と一見励ましているように聞こえますが、実際は気持ちをわかってもらえず、辛く苦しかっただろうなと思います。
部屋に引きこもるようになる
長男は元々家族と一緒に過ごしていたいタイプで、中学生になるまでは自分の部屋はほとんど使うことなく、リビングなどで家族と一緒に過ごしていました。
中学生になってからは少しずつ自分の部屋に引きこもるようになりました。成長とともに自分の時間や空間を大事にするようになったのかと思っておりましたが、今振り返ってみると「親に怒られたくない」という意思の表れだったのかと思います。
今は家族が長男の不登校に理解を示めし認めるようになり、部屋に引きこもる事は無くなりました。1日の大半をリビングで家族と過ごし、夜も一緒に寝ています。リビングに長男用のスペースも作り、教科書や洋服、好きなガチャのおもちゃまでなんでも置いています。
嘘をついたりごまかそうとする
つじつまの合わない事を話したり、ごまかしたりしていた時期もありました。学校で出来なかった事や嫌だった事を友達や先生のせいにしたり、家でも下の子達のせいにしたりと他者のせいにして自分は悪くないように話していました。
今思うと怒られない為、自分を守る嘘やごまかしだったんだなと振り返りできます。
まとめ
中学生となり年齢的にも思春期に入る時期であり、当時は反抗的な言葉や態度もこの時期特有のものであるのか、様子を見ていようと考えていました。実際本人は、真面目な性格ゆえに勉強・部活・テストや塾にあれもこれもやらなくちゃ、でも何だかうまくいかないな、学校でも家でも怒られないように頑張らなくちゃな、そんなふうに過ごしていたのではないかと思います。頑張りすぎた為に疲れて始め、結果学校へ足を運ぶことができなくなりました。長男にとっては辛く苦しい時期だったのかもしれません。
もしお子さんが「学校へ行きたくない」と言い出したら軽視せずに話を聞いてあげてください。気持ちを話してくれる時にきちんと聞いてあげないと、気持ちを自分の中で閉じ込めてふさぎ込んでしまうかもしれません。
不登校になった親は「あの時もっと話を聞いてあげれば良かった」「あの時無理に学校へ行かせなければ良かった」
と思うタイミングが必ずあると思います。後悔ないよう、今からでもお子さんの様子を気にかけて、気持ちに寄り添ってあげてください。