お子さんが学校に行き渋るようになり、毎朝なかなか起きないお子さんを起こしに行き「学校に行くのか休むのか」を聞くのも朝の忙しい時間には一苦労だと思います。
いざ休むとなると学校への欠席理由はどのように伝えたら良いのか悩まれると思います。
筆者も最初の頃は戸惑い、朝の忙しい時間になかなか起きない長男を起こすことや、毎日学校に連絡を入れなくてはいけないことが日々の積み重ねでストレスとなっていました。
朝起きない長男を起こしにいくのはとても大変でした。やっとの思いで起こしても結局は「行きたくない、休みたい」の毎日でした。そのあと学校へ連絡を入れるのはとても気が重かったです
毎朝電話連絡を入れるのはだんだんと面倒になり、気が重かったですが学校との話し合いで、無理のない連絡の取り方ができるようになりました。ぜひ参考にしてみてください。
欠席理由は簡単に
朝の連絡の時には簡単に伝えても良い
五月雨登校や不登校など、学校に行けなくなってしまった理由にはたくさんの事が要因となっていることもあると思います。
なんとなく気分が落ち込んでいたり、疲れてしまっていたので1日欠席してしまった。
その日からも欠席が多くなっていったら授業がわからなくなってしまって行きたくない、欠席すると友達に何か言われるのが嫌だから行きたくないなど、最初はなんとなく何気ない理由で休んでいたことから、様々な他の理由が生まれてきています。
学校に行きたくない様々な理由や日々のお子さんの様子や変化などを、朝の忙しい時間に電話連絡やメールなど欠席の連絡を入れる時に学校に行きたくない理由を伝えるのはなかなか大変だと思います。
詳しい欠席理由やお子さんの様子などは放課後など時間を取れる時にじっくりと伝えておくことで、日々の欠席連絡は
体調不良や気分の落ち込みなど簡単にすませることが出来ます。
学校結成の連絡ここが大変
朝起きてくれない
お子さんが学校を欠席したい理由はさまざまだとおもいますが、大体のお子さんは不登校になると朝なかなか起きてくれません。
完全不登校となっている様子であれば、毎朝の登校の確認は必要ないかもしれませんが、行き渋りの時期は今日は学校に行くのか・休むのかお子さんに確認する必要があると思います。
保護者は見守ってあげたいし、出来るだけ待ってあげたいけど学校への連絡時間もあるし、仕事の出勤時間もある。
つい「どうするの?行くの?」「もう時間だよ!」と迫って声をかけてしまいます。結果苦しい気持ちのお子さんをさらに追い詰めてしまいます。
学校を休みたい理由がはっきりしない
やっとの思いで起こして学校に行くのか休むのか聞いてもなかなか答えてくれず、
。
「なんか行きたくない」「ちょっと休みたい」
と曖昧な理由を言われて欠席理由をどう伝えるのか苦労されるのではないでしょうか。
きっとお子さんの中では「学校に行かなくちゃいけないとわかっているけど、行くことができない。今の気持ちを何て言えば良いのかももうわからない」と葛藤しているんだと思います。
行かないと言えば怒られるかもしれない、行かないと言えばパパやママが悲しむかもしれない、兄弟たちは行っているのになんで自分だけ行けないんだろう、と様々な思いを抱え、それを言葉にすることもできず苦しい気持ちでいると思います。
担任の先生に取り次いでもらえない
行き渋りの頃は学校へ電話連絡する時に、担任の先生へ電話を繋いでもらうようにお願いしているのではないでしょうか。担任の先生も朝礼や授業の準備などで電話口に出られず、また夕方に学校から折り返しが来る場合もあります。
担任の先生によっては本人の様子を詳しく聞いたり、プリントだけでも取りに来れないか、放課後だけでも来れないかなど色々と提案いただく先生もいます。余計に焦らすと思ってあまり本人には伝えず、夕方プリントだけ私が取りに行くこともありました。
毎朝繰り返す連絡がつらい
不登校が続くようになると毎朝同じ連絡を入れるのがつらく、長く続くと面倒になってくるかと思います。
休みの連絡を毎朝入れる時に「すみません」と謝るのが辛かったです。
息子は悪い事をしているわけではない、今は心の休息が一番なんだとわかっていても、どうしても学校に連絡を入れる時にすみませんと言ってしまうのがやりきれない思いでした。
担任の先生によっては「無理にでも一度連れてきてください」と登校を促されたり、「テストや成績の事でお話が・・」と今後の話をされたりする方もいます。朝からつらいですよね。
担任からの再登校の促しが負担に感じる時には思い切って担任が電話を取り次ぐことができない朝会や授業中の時間に連絡してしまいましょう
学校欠席連絡~我が家の経験談~
行き渋りの頃
この頃は「お腹が痛い、なんかだるい」と休みたい理由を話してくれていました。月に2.3回休む程度でしたので学校へはそのままの理由を電話連絡で伝えていました。1日休むと夕方には元気になり、翌日から登校していましたのでそこまで苦にはならず連絡できていました。
今振り返ると、お腹が痛いなどの体調不良は【学校に行きたくない】という気持ちの表れだったんだと思います。無理させずに気持ちをもっともっと聞いてあげたら・・・と後悔ばかりです
不登校となった頃
そのうちに欠席が増えていき、完全不登校となった頃は長男に「学校行く?どうする?」と起こしに行って確認するのは辞めていました。朝起きて学校に行くか休むのかを聞かれることも長男にとってはストレスだろうと思ったからです。
学校には毎朝「辛いので休みます」とはっきり電話連絡していました。担任に代わってもらうわけでもなく、電話に出た先生や事務の方に辛いので休みますとだけ伝えていました。
朝の忙しい時間なので担任に取り次いでもらうことはしませんでした。担任に代わると長男の様子や今後の話など朝から時間を取られるのも苦痛だったからです。
出席連絡にできないか学校へ打診してみる
不登校が2ヶ月ほど経った頃、今後も学校へ行く様子はなく欠席が続きそうでしたので毎朝同じ欠席連絡の必要もあまりないかと思い、学校で面談の際に担任へ「今後は学校に行ける日があったら連絡させてもらいたいです」とこちらから相談してみました。
「学校としては毎日欠席でも何かしら繋がりは持っていてもらいたいですし、安否確認の意味もあるので毎日連絡は欲しいです」
「毎日電話連絡をするのも大変だと思いますので遅くなっても構わないので学校メールをしてもらいたい」
学校メールの存在は知ってはいましたが、欠席当日の朝7時45分までが受付時間で、過ぎた場合は電話連絡になっていました。私が連絡を入れられる時間は下の子達を学校へ送り出してからの8時過ぎに学校に欠席連絡をしていましたので、学校メールの受付時間には間に合わなかったので仕方なく電話を入れていました。
学校メールの活用
学校メールのメリット
何時でも連絡が入れられる
受付時間を過ぎてからもメール連絡で欠席の連絡が可能になったことで、毎朝の欠席連絡がとても楽になりました。わたしも自分の時間でメールをすれば良いのでだいぶ負担なく連絡を入れれるようになりました。
職員間での共有
学校メールは教職員全員が確認できるようになっており、担任ならずとも長男の欠席状況がわかるようになっておりました。そのため、何かこちらから連絡があり電話連絡を入れる際など、担任以外の先生でも状況がわかってもらえているので話や伝達が早かったです。
備考欄の活用
学校メールには体調不良以外の時に欠席理由を記載する備考欄がありました。私は学校欠席の連絡と合わせて自宅での様子やテストや学校行事への参加はどうするかなど何か伝えておきたいことがあった時はその都度入力していました。
本来の使い方ではないですが、わざわざ電話したり面談をしたりすることがなくなりとても楽になりました。
まとめ
不登校の学校欠席の連絡は毎日の事ですので保護者にとって面倒で負担になりがちです。
ですが学校側としては学校と保護者との関わりを維持しておきたいと何か連絡が欲しいと言われることが大半だと思います。
学校側と相談して、保護者にとって無理のない連絡方法をぜひ話し合ってください。