【不登校】定期テストは受けるべき?受けられた経験談も紹介

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不登校の保護者の大きな悩みの一つとして「定期テストは受けるべきか」があると思います。

授業は受けられなくてもテストぐらいは受けた方がいいのではと感じる保護者の方も多いでしょう。

実際に不登校となり教室へ入ることもできず、勉強時間もゼロだった長男が学校側と相談し、定期テストを受けられた話です。

目次

定期テスト受けないを受けないとどうなる?

出席せずテストを受けていなくても卒業はできる

小中学生は義務教育ですので、学校へ行っていなくても定期テストを受けていなくても進級も卒業もできます

こそだてさん

実際学校からは何も言われずに進級できました

担任の先生に定期テスト受けないとどうなるか聞いてみました

テストの点は参考点がつく

テストを受けないと0点が付くわけではなく、平均点を元に今までのテストの点数や授業態度や宿題、ワークなどの提出状況などから本人に合わせた参考点がつくとのこと。

長男の場合

・授業には全く出ていない

・宿題・ワークも一切やっていない

という状況でした。

成績や内申点はテストの点数が全てではない

テストを受けないと成績がつかないのではと心配していましたが、成績はテストの点数だけで評価をする事はなく、授業態度や課題を提出しているかなども評価して成績を出しているそうです。

体育や音楽などの5教科以外については、テストがないので点数で評価するのは難しく、授業に出席していることが前提となっているそうです。

別室教室でテストを受けることは可能か

これは長男だけ特別な対応をとっていただいたわけではなく、他生徒も教室で受けることが難しければ別室教室でテストを受ける事が可能でした。そのため、学年問わず何人かの生徒が別室教室でテストを受ける予定でした。

付き添いでテストを受けることは可能か

この質問には担任も即答はできませんでした。後日このような条件ならという事で付き添いでテストを受けることを許可していただけました。

・なるべく他生徒とリアルタイムでテストを受けてもらいたい

・リアルタイムで受けられなければ当日中であれば別時間に受けることは可能。よって別日には受けられな    い。

・別時間であっても監督の先生は付き添う。

・付き添いは可能だが同じ机には座れない。離れた後ろのテーブルで付き添う

担任の計らいもあり、付き添い・別時間で受けられる事になったので、長男へテストを受ける気持ちがあるかどうか話を聞いてみることにしました。

長男の気持ち

この頃の長男は別室登校を1時間だけ続けていただけでしたので、テストを受けるとなると2、3時間はは学校へ行かなくてはならない。そして全く勉強していない長男でしたので受ける気はないだろうと思っていましたが一応聞いてみました。

こそだてさん

定期テストあるけどどうしようか?受けられそう?

長男

うん!受ける!

即答されてこちらは拍子抜けました。何度も聞いても「受ける」とのこと。

ですが現状、長男は1人で学校内には入れない状態。別室教室へ付き添いで短時間過ごしていただけでしたので、他の生徒に会うのはもちろんのこと、廊下ですれ違うことでさえ涙が出てくる状態でした。

それでもテストを受けると決めた気持ちに寄り添えるよう、学校にも配慮をお願いしテストを受けることにしました。

テスト当日

いざ当日、朝は起きれず起こしに行っても涙があふれ毛布をかぶってしまいました。

テストを受けようという気持ちを持てたことだけでも頑張ったと声をかけ、学校へ欠席の連絡をしましたが、担任は

気持ちが落ち着いて午後から受けれるようだったら来ても良いです。全教科受けなくても1教科だけでも良い。

その言葉をそのまま毛布越しに長男に伝え、私は仕事へ向かいました。

頑張らせすぎたのか追い詰めてしまってはないか、頑張らせすぎてしまったのではないかと自責の念ばかりが込み上げてきました。

午後長男へ連絡すると「受けられる、大丈夫。学校内に誰も居ないなら行ける」と話してくれ、無事に不登校になってもテストを受けることが出来ました。

テストを受けられた長男の変化

テストを受けられたことはとても前向きにとらえていましたが、返されたテストの点数を見て落ち込まないか少し心配していました。

結果は一桁の点数から半分近く取れていた教科もありましたが、落ち込んでいない様子。本人としても今回はテストの点数よりもテストを受けるという目標が達成できたことに満足をしている様子でした。

テスト後も付き添い登校を続けていますが、長男に少し変化が見られました。

テスト前は付き添いで学校へ行って別室教室へ入っても、短時間で特に何をする事もなく先生とお話をして早退していました。

テスト後、先生とお話をした後渡されたプリントを1枚やるようになりました。教科書を持って行ったり、ワークを持って行くようになりました。以前は何も待たずに行っていましたので大きな前進です。日によりますが1、2時間学校で過ごし、図書館の本を借りたりと学校での過ごし方に大きな変化がうまれました。

こそだてさん

テストを受けられた事で自信につながったようです!目に見てわかる回復がとてもとてもうれしいです

まとめ

テストの結果はさておき、テストを受けると決めた長男の気持ちを尊重して、なるべく安心した状況でテストが受けられるよう学校側に配慮いただけたことがとても大きかったと思います。

今も不登校は続いている長男ですので、次回のテストが受けられるかどうかはわかりません。ですが、少しずつ確実に前を向き始めた長男をこれからも見守りたいと思います。

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